表参道での個展、成功しました!(1)ゾーニング

 

東京表参道での個展ということで、2年前からしっかり準備しては来ましたが、やはり随分緊張しました。

前面ガラス張りという空間の広がりを、自分の作品を使ってどうのように生かしていくのかがひとつの課題でした。軽やかで透明感のある空間にしたいと思いました。作者ですからひとつひとつの作品をよく見せたいのはもちろんなのですが、むしろ作品だたちが紡ぎだす「空気感」を実際の物質としての建築素材によって構成され、創り出された空間に共鳴させ、そこに表参道というブランドイメージを加えてみたいと考えました。

絵を見てもらって、ギャラリーを出て、表参道の地下鉄へ向かう頃、なんかいいギャラリーだった、いい展覧会だったねと思ってもらえるような空気感を作りたいと思いました。

 実際やってみてよかったのは、華やかなブランドの集まる表参道という印象から、通りを少し中に入ったこのギャラーの周りは、個性的なお店も多く、そこかしこにグリーンの植栽がみられたことです。みどりのイメージを利用して、ギャラリーのうちと外の仕切りを緩やかに融かして、意識の流れを道路側からつないでいきました。

運のいいことに初日の朝、外苑の近くに昔ながらの竹屋さんを見つけルことができ、青竹の結界を作って、届けてもらうことができました。また竹屋さんの紹介で青山学院大学のすぐ近くにグリーンを上手にアレンジされる花屋さんを紹介してもらうこともできました。この緑の感じは毎日変化しました。というのも防犯上のこともあって、ギャラリーを閉める7時には室内に入れ、また朝外に出したので、天気やスタッフさんの感覚によって配置やシダ類のアレンジが変わっていきました。こんな感んじで竹を結界として利用するアイデアは2014年の英国ノーリッジでの個展から踏襲され、私の展示においてスタイルとして確立しました。

ノーリッジ ギャラリー外部