朝晩すこし涼しくなってきました。

 

中央アジアの青の都サマルカンド。そのサマルカンドの青にあこがれて生まれた作品です。

 最初は墨による和風の山水の絵でしたが、孔雀石のようなこの青い絵の具を塗り始めると、そのままサマルカンドの青にリンクしてしまいました。いくつもの砂漠や草原をこえ、西に向かってもどんどん進んでいくとこの絵のように青く光る山があるような気がします。砂漠には赤く燃える火焔山、その先の草原には青く光る山脈あって、そしてその山脈を越えるとイスラムの”青の世界”が広がっていく、そんな空想をしながら描きました。