ブラウンシュガーポット

 

 

ブラックなコーヒーに四角いブラウンシュガーを入れて少しだけ混ぜてみます。

 

この作品は画仙紙ではなく、ひ紙を使って画いたものです。ひ紙は特淨皮や画仙紙ほどは滲みませんし、滲む方向にも少し規則性があるように感じます。作品を額装せず、そのまま飾っていたので、紙がすこし日に焼けてブラウンな感じを強めています。

 

かすれ感のある強い線にやや濃い色彩を交差させ、部分的に溌墨させたもので、四角いブラウンシュガーが熱いコーヒーのなかで少しづつとけていくような感じがして、また画面左側の四角い形がお砂糖壺のようにも見えてこの 題名にしました。

 

 

 

線のおもしろさと少しスモーキーな感じの色彩をあじわっていただけますか?