フェルトペンによるらくがき 1.

「めがねキツネ」が行く

 「めがねウサギ」というのをあるこどもの絵本のなかで見たことがあります。それは『きょうは なんだか ついていない』(木村泰子/絵と文 至光社)という絵本にででくるウサギです。

 主人公が、おかあさんからもらった朝ごはんのパンケーキのが、兄弟たちのパンケーキのなかで自分のが一番小さいと言って妹ともめている間に、そのパンケーキを横取りして逃げて行ったのが「めがねウサギ」です。めがねをかけたウサギです。

 このあとお話にはどんどんついていないことがが起こっていきます。でもそのたびにいろいろな動物たちやお花が登場して主人公をなだめてくれます。この絵本は開くたびに「人生すべて気の持ちよう。元気を出して!」と励ましてくれます。この絵のの主人公はそのいたずらな「めがねウサギ」よりももう少しずるそうなので、「めがねキツネ」と名づけました。