ブディズムの風
数年前のことになる。久しぶりに高校時代の友人と会い、奈良に出かけた。奈良といっても奈良市ではなく、宇陀御室の室生寺である。
室生寺は女高野とよばれ、素晴らしい平安前期のの建築と仏像ををつたえる真言宗の寺である。この寺の五重塔はよく歴史の教科書にのっていて暗記の対象として、ずっと記憶の底にあった。
私はこの金堂の壁画と十二神将像を見たくて友人を誘った。
この作品は見ているとどこか抹香くさい、仏教、しかも密教的な感じがする。
たぶん室生寺を訪れたたときの感覚から生まれたのかもしれない。
「 buddhism spirit 」というもうひとつのタイトルを持つ。
2019年6月26日